
モンシロ誕生までのお話を何回かに分けて少しずつ記していくつもりです。
お時間のゆるす方はどうぞお付き合い下さいまし。
1話 史上最強のクリスマスプレゼント
2話 「自称」ニンプ誕生
3話 ひたすら眠い日々
4話 こんにちは赤ちゃん
大阪時代からの友人で同じくロンドンに住んでいるKが
偶然にも同じ時期に妊娠していた。
Kとは毎年のように一緒に旅行に行っていたのだけれども、
それも子供が生まれたら今までのように簡単にできなくなるだろう
ということで、安定期に入ったらぜひどこかに行こうということになっていた。
この街にもラーメンをメニューに載せている店が何軒もあるけれど
なぜか納得いく味のところに出会ったことがなかった私達、
どうやら評判のおいしいラーメン屋さんがあるらしいということで、
即決で行き先はパリに決まったのだった。
ユーロスターに乗ってびゅーんと2時間半、
朝食のサンドウィッチをほお張っている間にパリ北駅に到着。
本当に近くてびっくり。

ホテルに到着後は荷物を置いてさっそくご近所を散策。
石畳の小道の両脇に並ぶ小ぢんまりとした店を冷かしながら
モンマルトル地区特有の坂を上ったり下ったりしているうちに
少し小腹がすいてきたので、我ながらベタよねと言いながら入ったカフェは
映画『アメリ』で主人公アメリが働いていたCafe des 2 Moulins。
そして調子に乗って注文したのはクレームブリュレ。
なかなかおいしかったデス。

アールデコなメトロの入り口がこれまた雰囲気あって素敵。
定番色のシンプルなものを身につけている人が多く目についたけど、
上品そうな雰囲気を漂わせていることが多くてとても興味深かった。

当然のようにエッフェル塔にも上ってみる。
ついでにルーブル美術館でモナリザ鑑賞もするという徹底的なオノボリサンぶり。
ちなみにモナリザの本当の名前は『ジョコンダ』というのだそうで、
戦いで勝利したかのナポレオンがジョコンダをフランスに持ち帰った際に
名前を『モナリザ』へと変更したのだそうな。
家に帰った後、旅行の話の中でモナリザを見たというわたしに
作者であるダヴィンチと同じイタリア出身の相方からの
『ジョ・コ・ン・ダ!』という激しい突っ込みが入ったのだった。

そして創業200年のパン屋さんポワラーヌ。
世界中の有名レストランのシェフから注文が来るという噂のパンを
パリに来たからにはぜひとも味わおうじゃないかということになって
嬉々として行ってみた。
小さな店内はパンを選ぶお客さんで込み合っていたけれども、
店員のおばさん達のテキパキとした応対のお陰で
商品が見づらいとか、支払いをするのに時間が掛かりすぎる
というようなことはなかった。
ここのパンを作るときに使う塩が売られていたのでそれを一袋と、
結構大きめの田舎パン一つをお買い上げ。
そんな具合で、たったの2泊3日だったけれども
よく飲み、よく食べ、よく歩いた充実の旅だったなぁ。
あ、肝心のラーメン屋さんへは結局なんと2晩とも行ったのだった。
とんこつ味がちぢれのたまご麺にがっつりと絡んでいて、
まるで大阪に帰ってきたような錯覚に陥るほどだった。
「ラーメンが食べたくなったらパリへ行くべし!」
これがこれからの合言葉になるね、と語り合った私達。
ま、そう安々と行ける立場じゃあないんだけれどもね。










