
モンシロ誕生までのお話を何回かに分けて少しずつ記していくつもりです。
お時間のゆるす方はどうぞお付き合い下さいまし。
1話 史上最強のクリスマスプレゼント
2話 「自称」ニンプ誕生
そんなわけで、12週間目までは何も検査がないと知らされた今、
果たして本当に妊娠しているのか半信半疑になりながらも
とりあえず自力で情報を集めることにする。
便利なもので今はインターネットでたいていのことは調べられるし、
妊娠したみたいという一言で母親から即3冊も妊娠本が送られてきた。
自分の中に別の生命が生きていると想像するだけで
とてつもなく興味深くて、何でも知りたくなってしまうのは性のようで、
送られてきた本を隅々まで何度も何度も読み返し、
毎晩のように夜更けまでネットを彷徨ったりしたのだった。
そうして実感はないくせに知識だけは蓄えられていった。
そういえば、よく古い映画やドラマなんかでいきなり気分が悪くなって、
トイレに駆け込んで戻した後に目の前にある鏡を見ながら
「私、もしかして・・・」なんていう、そういう種類のつわりは全くなかった。
揚げ物やご飯の炊けるにおいは大丈夫かと
母親や出産経験者の友達から聞かれたけれど、それも大丈夫だった。
レモン等のすっぱいものが無性に欲しくなることもある、
なんて本に書いてあったけれど、それも皆無だった。
ただ、何をしていてもしていなくても、とてつもなく眠かった。
極端なはなし、朝起きた瞬間からもう眠い、そんな感じだった。
起きているときは体全体が妙にふわふわしていて、
なんだか軽く空中に浮いているようだった。










