
モンシロ誕生までのお話を何回かに分けて少しずつ記していくつもりです。
お時間のゆるす方はどうぞお付き合い下さいまし。 1話 史上最強のクリスマスプレゼント 2話 「自称」ニンプ誕生 3話 ひたすら眠い日々 4話 こんにちは赤ちゃん 5話 ニンプ二人、巴里を行く 6話 大阪里帰りそうこうしているうちにわたしのニンプ歴も21週目となって、
2回目のウルトラスキャン(エコー)の日がやってきた。
イギリスでは妊娠が順調である限りは12週目と今回の21週目の
2回しかウルトラスキャンを受ける機会がないようで。
つまり、それを逃したら出産のときまで赤ちゃんの性別が分からないのだった。
中には生まれるときのお楽しみに取っておきたいという
お父さんお母さんもいるみたいだけれども、
私達は可能ならば断然先に知っておきたい派だった。
また、この国の産科は知りたい人には教えてくれて、
知りたくないといえば黙っていてくれる。
前回と同じように検査技師さんに部屋に案内されて
おなかに温かい半透明のジェルを塗られて器具を当てられると、
赤ちゃんは前に比べて3倍くらいの大きさになっているように見えた。
実際もう全身が画面に映りきらないほどだった。
検査を終えた技師さんに性別を教えて欲しいのだけれどもと尋ねると、
「うーん、それが赤ちゃんが足を組んでいるから判別できないのよねー」
という答えが返ってきた。
ま、まずい。
このままだと性別が分からず終いになってしまうかも・・・
そう思っていると、
「一旦立って水を飲んで、その後何回かジャンプしてくれる?
そうすると赤ちゃんが動いてくれるかもしれないから」
との優しいお言葉。
あまり関係ないとは知りつつも飲めるだけ大量の水を飲んで、
大丈夫かというくらい激しく何度もジャンプしてみるわたし。
その後再びベッドに横になってスキャンを受けると
赤ちゃんはさっきとは別の方向を向いていたものの
同じくしっかりと足を組んだままだったのだった。
多分わたしが相当ガッカリした顔をしていたのだろう、
技師さんはこう言ってくれた。
「これから問診を受けるんでしょ?だったらその後にもう一度
この部屋に戻ってきてみて。その時にまた試しましょうよ」
問診を済ませた後に技師さんのもとに戻ってみると
待っていましたという笑顔で、
「さあ、赤ちゃんを見てみましょう」
と言って実にその日3回目のスキャンを始めてくれたのだった。
画面の中に映る赤ちゃんは真正面を向いた形になっていて、
足を開いているのが素人のわたしの目からも見てとれた。
器具をゆっくりと動かしながら
「
・・・女の子のようね」
と呟くように言った技師さん。
どちらであっても嬉しいのには変わりないのだけれども、
強いていえば女の子だといいなぁと言っていた相方と
逆に男の子だといいなぁと言っていたわたし、
相方が喜ぶ顔を想像するとこれまた嬉しくて涙が出そうになった。
ニンプって涙もろくなるものなのかしら?
こうして、我が家にやってきた赤ちゃんは
女の子だろうということになった。